文芸(詩・芸術・映画評論・エッセイ)/APIED vol.6/アピエ社
書 名 APIED vol.6(アピエ6号)
発 行 アピエ社
定 価 500円(本体 476円+税)
判 型 H220mm×W130mm
ページ 58ページ
発行日 2004年12月20日
ISBN4-86219-039-1

内容

6号のテーマ:イプセン『人形の家』

[編集者:金城静穂、編集後記より抜粋]
今号の執筆者は、20代から70歳代までの多彩なメンバーです。やはり『人形の家』というテーマのせいか、女性の書き手が多くなりました。大蜘蛛のような両手で、巨人がドールハウスのノラを操る、という目の眩むようなパロディを想像したのですが、一瞬の内にあきらめました。
フェミニズムや結婚観について一般論や概念を読むより、身近な周囲の人の暮らしを見ている方が、ずっとヴィヴィッドに胸に満ちてくる。そこにはグラフなどでは測れない、各人固有の物語が一つずつ、具体的に存在しているから。「ノラ」は一つのサンプルにすぎない。10人の女性がいれば、10種類の「ノラ」があるということ。この多様さが文化だと思いたい。

目次

今井照容   ふたつの「死」について
ぱくまりこ  もう一つの扉を開けて
河辺愛    コッペリア
井上満寿夫  『人形の家』のヘルメルを考察する
管野水紀   序章に過ぎないとしても
落合祥堯   ノラさんへ
宍戸友紀   ノラは家を出たあとどうなったか
十座海蝶子  人形でいればよかった
金城静穂   ミセス・ブラウンの場合
谷紀子    私は三代目ノラ
和田ヒロミ  人形を抱いた母
中川六平   困ったことに