文芸(詩・芸術・映画評論・エッセイ)/APIED vol.3/アピエ社
※申し訳ございません。品切れです※
書 名 APIED vol.3(アピエ3号)
発 行 アピエ社
定 価 500円(本体 476円+税)
判 型 H220mm×W130mm
ページ 115ページ
発行日 2003年7月15日
ISBN4-86219-042-1

内容

3号のテーマ:カミュ『異邦人』

[編集者:金城静穂、編集後記より抜粋]
日本でもサルトルと並んで、カミュは50〜60年代によく読まれました。さて、今の若者が『異邦人』になじみがあるのかどうか・・・。
ヴィスコンティは、1967年にマルチェロ・マストロヤンニ主演で『異邦人』を映画化したのですが、鳴り物入りのわりに期待はずれの凡作で不評でした。印象にあるのは、アンナ・カリーナの白いワンピースと帽子姿がきれいなことくらい。映画を観ても『異邦人』を分かった気がせず、モヤモヤとした感じが残っていました。
私は大学の授業で『異邦人』を読みました。私は社会人学生でしたが、若い学生と一緒に自由に読後感を話し合うクラスでした。その時に改めて『異邦人』第2部の重要さに引かれた次第です。第2部の法廷でのやり取りは、「実存主義」や「不条理」というキーワードに振り回されず、リーガル・サスペンスとして読んでも、なかなか興味深いものがあります。執筆者たちの多彩な「ムルソー体験」を、ぜひ楽しんで下さい。

目次

池田浩士    『異邦人』の暴力
井上満寿夫   極私的『異邦人』回想
成瀬義明    僕の「異邦人」練習帳
金城静穂    ムルソーを辿る
大月健     『異邦人』について
みつじまちこ  タンブルウィード・ホテル
管野水紀    廃墟
落合祥堯    不条理をめぐる感想
葉山英之    『異邦人』を観る
川桐信彦    『異邦人』への親近感
片山寿昭    カミュ『異邦人』再読
中西昭雄    太陽の思考と砂漠の思考
砂岸あろ    「ママンは二度死ぬ」
十座海蝶子   砂の降る夢
和田ヒロミ   海藍(ハイラン)
シシー     異邦人度Check!